エレベーターのプランジャーとストロークとは?

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はじめに

マンションやオフィスビル、商業施設や病院など、さまざまな場所でエレベーターは活躍しています。そして快適性・安全性を重視したエレベーターには、さまざまな安全装置も設置されており、緩衝器(バネ式・油圧式)があります。
今回は、この中の油圧式緩衝器の「プランジャーストローク」について、ご紹介していきたいと思います。

プランジャーとシリンダーについて

さてあなたは「プランジャー」というワードを耳にしたことはありますか?
聞いたことがない方のために、そこから説明していきましょう。
まずプランジャーのしくみについて見ていきましょう。まず注射器を思い浮かべてください。注射器は透明な筒の中に液体の薬が入っていて、棒で押して薬を体内に入れる方式ですよね。
この押し上げる棒の役割がプランジャーで、液体が入った筒がシリンダーになります。油圧のジャッキならば、上下する棒がプランジャー、固定した筒がシリンダーとなります。油圧式エレベーターでは、油圧ジャッキの一つということになります。

エレベーターの緩衝器について

エレベーターに搭載されている多くの安全装置には「緩衝器」と言うかごの落下を防ぐ、クッションの役割の安全装置があります。
緩衝器には、バネ式のものと油圧式のものがあります。この2種類はエレベーターかごの定格速度によって使い分けられていて、バネ式は定格速度が毎分60m以下の場合、油圧式は定格速度が毎分60m以上の場合に使用されます。
油圧式作動のしくみは、かごの下に設置されている緩衝受板が緩衝ゴムに当たって落下によるある程度の衝撃を防ぎます。つづいてプランジャーが押し下げられ、油圧の抵抗によりかごの落下を停止させます。その後かごが上昇すると、緩衝器内のスプリングが復元しプランジャーが定位置に戻るしくみとなります。

プランジャーストロークについて

プランジャーが定位置から押し下げられたときの移動量を、ストロークといいます。
ストロークは計算式によってセンチメートルで表記されます。
なんらかのトラブルでエレベーターが落下し、定格速度の1.15倍で衝突した場合に、減速して停止させるために必要な最小ストロークよりも大きな数値となっています。

まとめ

今回は、エレベーターの安全装置の一つである緩衝器の油圧式に使われるプランジャーと、ストロークについてご紹介しました。
エレベーターの安全装置に関しては、建築基準法施行例129条10項に明記されています。
日々たくさんの方が利用されるエレベーターですから、安全面において対応は重要です。法令に基づいた適切なメンテナンスを行い、緊急時のときも安全装置が速やかに作動するように備えておきたいものです。

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