エレベーター に関する素朴な疑問!ピットとは?

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はじめに

ビルメンテナンス業界の方々ならともかく、一般の人やビルのオーナーさんであっても、エレベーターの「ピット」について知っている人は少ないのではないでしょうか?

エレベーター用語でいうピットとは、エレベーターの停止最下階の底面部分から、エレベーターかごの通り道に当たる昇降路の底面部分までの「遊び」のことを指します。
また、このピットの深さとエレベーターの速度には関係があり、細かく規定されています。
今回は、かごの定格速度とピットの関係性について見ていきたいと思います。

ピットの深さとかごの速度は比例している!?

ピットの深さは法定義上1.2m以上となっており、対応可能な速度もその深さに応じて変わります。
基本的な範囲としては、エレベーターの定格速度は45m/分~240m/分でそれに応じてピットの深さは1.2m~4mに設定されます。

例えば、一般的なマンションなどに設置されているエレベーターの場合、定格速度は45m/分~105m/分の間で設定されており、ピットの深さもそれに応じて1.2m~2.1mほどに設定されています。

ピットと似ているが異なるオーバーヘッドについて

一方、ピットと似ているものに「オーバーヘッド」というものがあります。

オーバーヘッドとは、最上階停止部分の高さから昇降路のてっぺんまでの空間のことで、エレベーターの巻上機などが取り付けられている箇所にも当たります。
オーバーヘッドのサイズは、定格速度に加え、かご室の高さによって変わってきます。

例えば、高層住宅向けのオーバーヘッドの寸法は、120m/分~240m/分の間の速度で、5.45m~6.95mで設定されることが多くなっています。

おわりに

エレベーターのピット部分とオーバーヘッド部分の概要についてお伝えしました。
今回は詳しく説明できませんでしたが、ピット部分は浸水被害などにもあいやすく、浸水した場合には排水作業や防水加工を施す対策も講じなければいけません。

これらの作業の流れとしては、まずピット内へホースを入れて排水する作業、それからピット部分の乾燥、止水セメント処理、ポリマーセメント防水処理、防水材の重ね塗り、トップコート剤の塗布などの過程を経て完了します。

これらの施工はとても大切で浸水がもし20~30cm以上になればエレベーターそのものが止まってしまうこともあります。
また、ピット部分のサビやひび割れなどの劣化は電気系統に影響が出ることも考えられます。15平方メートルほどのピット面積なら30~40万円ほどで施工できるのでビルのオーナーさんにはぜひ知ってほしいです。
エレベーターのしっかりした管理を維持したいなら知っていて損はない内容となるでしょう。

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