エレベーターピットの防水工事とはどんなもの?

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乗場側のドア、かご内側の部分以外、エレベーターの構造を目にする事が普段はありませんが、昇降路の内側には様々な構造物が設置されています。

一番下の階にかごが停止しているときにも、そのしたには、かごが収まるほどの『ピット』が設けられています。エレベーターピットの防水についてお話しましょう。

 

■エレベーターピットの防水について

エレベーターは、その速度によって決められたピットの深さを確保しなければなりません。
・定格速度が120m/minの場合⇒頂部すき間1,800mm、ピット深さ2,100mm
・定格速度が240m/minの場合⇒頂部すき間3,300m、ピットの深さ3,800mm
速度によっては、かごの高さ以上のピットの深さが必要になり、地平面よりも深い位置にピットを設置しなくてはなりません。
地中部分での工事となりますから、土地によっては地下水が浸水してくるケースがあります。
地下水の浸水が心配される場所では、防水工事が必要になり、メーカーの設置の注意事項にも掲載されています。
(参考)東芝エレベーター 計画上の注意事項
http://www2.toshiba-elevator.co.jp/elv/common/contents/products/new/newel/youto.jsp
特に都市部では、年々地下水位が上昇している事が指摘されており、コンクリートで基礎を固めていることで十分な防水が得られるとは言えません。
エレベーターの昇降路への防水については、屋上からの水の浸透を防ぐ工事が必要な場合もありますが、地下にあるピットでは水圧が掛かる場合が想定されるので、より耐水性の保てる防水工事が必要になります。

 

■ピット防水方法の特徴について

・湿潤環境でも施工可能工事方法であること
・配管などへの収まりが良いこと
・閉所作業での安全性が確保できる方法であること
止水セメントで行うか、ウレタン塗膜防水が考えられますが、施工性と防水性から考えると、ポリマーセメント系の塗膜防水または、ケイ酸質系塗布防水が適しています。
エレベーター設置工事の際に、適した工法で防水をしておいた方が良いでしょう。

 

■もし途中で水漏れに気づいたら?

経年劣化によってピット内のコンクリート部分にひび割れが生、浸水が発生する場合に気をつけなくてはなりません。
点検のときにピット部分にひび割れがないか、底に水分がたまっていないかをチェックし、異常に気づいた場合にはすぐに防水工事を行っておくと良いでしょう。
水分がたまっている場合には、ポンプで排水し、ピット内を乾燥させます。
その後、エポキシ樹脂注入材、止水セメント補修材を注射器で注入して、注入口を目止めします。
ひび割れを補修後、水性エポキシのプライマーを塗布して、防水します。
軽度なうちに、補修工事を行えば、規模の小さな修繕で対応することができ、費用も軽減できます。

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