ビルに備え付けられている避難器具について

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マンガでわかるビル経営 エレベーター保守管理費用削減編

はじめに

火災などが起こり一刻も早くビルから避難しなくてはいけない際に用いられる避難器具。
実際にそれで避難した経験があるという人は少ないかもしれませんが、人命に関わる非常に重要な器具です。
今回はビルの避難器具について説明したいと思います。

避難器具を設置するわけ

消防法第17条で避難器具は建築物へ設置することが求められています。大まかには消防用設備のひとつということになっています。
人々が各々で逃げ道を探してしまうと助かる人と被害に遭う人がバラバラに出てくる可能性があるので避難経路から避難器具を使用して逃げた方が確実で安全に助かるといえます。
そして避難器具は避難する人がみずから設置したり操作をするため、成人ならどんな人でも簡単に使用できるものが望ましいです。

避難器具の種類

消防法施行令第25条第2項で8種類の避難器具が表として記載されています。どのようなものかを見てみましょう。

避難棒(すべり棒)

垂直に固定された棒です。迅速に避難ができますが危険が伴うため、2階からの避難用のみとなっています。ただし病院などでは使えません。

避難ロープ

上端部を固定したロープです。急激にすべり落ちないように結び目などすべり止めがあります。こちらも2階からの避難用のみで病院では使えません。

避難はしご

金属性のものと、それ以外でロープなどが使用されているはしごです。
使用方法によって、固定はしご、立てかけはしご、つり下げはしごの3種類があります。
こちらも病院では設置することはできません。

避難用タラップ

常に格納しておいて使用するときに展開してそのはしごで避難します。
はしごは格納時にはじゃばらのようにコンパクトに折りたためるようになっています。

すべり台

いわゆる公園にある遊戯用のすべり台と形は同じです。誰でも使用しやすいので病院、幼稚園、学校、老人ホームなどで使われます。

緩降機

井戸のつるべの仕組みのようにベルトを巻きつけた人の重さで自動的に降りることができるものです。

避難橋

別の建物に避難できるもので、常時固定されているものと、緊急時のみ架設できるものがあります。

避難袋

垂直、又はななめになっていて袋の内部をすべり降りるものです。
らせん状に落下する仕組みやしぼりのある部分があることで落下速度が調整でき、人が安全に避難することができます。

まとめ

避難器具は緊急時に安全を確保しなくてはならないため、定期的なメンテナンスが必要になります。また避難器具を使用するためのハッチは1992年から今までさびやすかったスチール製からステンレス製にするよう義務付けられました。これからももっと安全で新しい避難器具が開発される可能性があるため、ビルのオーナーはそれを定期的に把握しておく必要があります。

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