キュービクルに要求される基本的な仕様

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マンガでわかるビル経営 エレベーター保守管理費用削減編

はじめに

一般家庭とは異なり大量の電気を使うビルのような施設では電気を電線から直接取り込み、自前で変電するための設備を保有しなければなりません。
その設備がキュービクル(キュービクル式受変電設備)です。
キュービクルの内部には、電圧を変換するためのトランス(変圧器)のほかコンデンサや保安のための各種機器など、さまざまな装置が収納されています。
ところで、このキュービクルには基本的な仕様としてどのようなことが要求されるのでしょうか?
以下で見ていくことにしましょう。

キュービクルに要求される基本的な仕様

以下のようなことが求められます。

できるだけ少ないスペースで済むこと

キュービクル自体は売上げを生み出すものではありません。
また、他の機器と場所の取り合いにもなりますので、場所を占有する度合いは必要最小限としたいところです。
それに加えて景観上の問題から目隠しをするケースも少なからずありますが、その場合もスペースが大きいほど費用も多くかかることになります。
このような理由からキュービクルの設置に際して必要なスペースは、できるだけ少なくて済むことが要求されます。

信頼性が確保されていること

キュービクルに事故や故障が発生すると、ビル全体に停電などの重大な影響を及ぼすことになります。
また、頻繁に部品の取り換えが必要ということになれば、コスト面での負担も大きくなります。
このため、キュービクルを構成する機器類には高い信頼性が要求されます。

安全性が確保されていること

ビルに設置されるキュービクルの場合、電線から取り込む電圧は通常6600Vにもなります。
そのような高電圧を扱っている部分に人が触れたり、漏電が発生したりすると、即座に死亡事故となってしまってもおかしくないでしょう。
このため、専門家以外の人が不用意に内部の機器に触れることのないような安全対策が求められています。
また、あわせて火災が起きないような対策も必要とされます。

容易にメンテナンスが行えること

キュービクルの設置に際しては、電気主任技術者を選任するとともに保安規定を作成して国に提出しなければなりません。
そして、設置後はこの保安規定に則って定期的なメンテナンスを実施していくことになります。
このメンテナンスが安全かつできるだけ容易に実施できることも、キュービクルには求められます。

最後に

今回はキュービクルに要求される基本的な仕様について見てきました。
なお、キュービクルは音や振動を発する機器でもあります。
このため、設置場所の環境によっては、それらの音や振動に対する策が講じられていることも求められるでしょう。

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