キュービクルのトランスの中身には危険物が入っている場合も

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マンガでわかるビル経営 エレベーター保守管理費用削減編

はじめに

キュービクルの中身には高圧の電力を変換する役割を果たすために様々な機器が入っています。
その中でも主要な働きをしているのがトランスです。
トランスは変圧器のことを指し、電圧を上げたり下げたりする機器です。
つまり、電力会社から供給される6600Vもの電圧をビルで使用できる200V程度に変換するキュービクルの役割そのものを担っていることになります。
そして、この重要な働きをしているトランスの中身に危険物が含まれている場合があります。
ここではその危険物が何なのかとビルオーナーがするべき対処について紹介していきます。

キュービクル内の危険物とは

トランスの中身に入っている可能性のある危険物質というのはPCBです。
正式名称はポリ塩化ビフェニルで、人工的に作られた化学物質です。
その特徴は水に溶けにくく沸点が高い、それから熱で分解しにくい、不燃性・電気絶縁性が高いなどがあげられ、化学的にも安定した性質を持っています。
これらの特徴を備えていたため電気機器の絶縁油や熱交換器の熱媒体などとして使われていました。これはキュービクルも例外ではありません。

ただし、現在では生産・使用はされていません。
その理由はPCBに有毒性が認められたからです。
PCBが混入した食用油を摂取した人が目ヤニや色素沈着、吹き出物などの皮膚の異変や倦怠感、食欲不振を引き起こしたことで判明しました。
この事実によりキュービクル等の機器に現在は使用されてはいませんが、1990年ごろまでは使用されていたことが分かっています。
そして、該当するキュービクルは順次廃棄処分することになっています。

ビルオーナーができること

トランスの中身にPCBが入っているキュービクルは廃棄処分が必要なのですが、ビルオーナーにできることは限られてきます。
まず、できることとしては自身のビルに設置しているキュービクルにPCBが使用されているのかの確認です。

最も確実な確認方法はメーカーへの問い合わせです。
型番を伝えれば使用の有無が判別できるでしょう。

判別できなかった場合、第二の方法として専門業者に調査を頼むことになります。
どちらかの方法でPCBの有無を確認し、使用されていたら廃棄処分となります。
しかし、すぐさま廃棄に移れるわけではなく、しばらくの間は設置したままです。
そして廃棄処分するまでの間、使用し続けるための届け出をします。これは廃棄する年までの期間は毎年出す必要があります。
その他にも廃棄に至るまでは、いくつかの証明や届け出が必要となってきます。

まとめ

今回話した内容に近いようなことはキュービクル以外にも起こりえることだと思われます。また、技術の向上によってより良い製品が開発されることも考えられます。
そういったことに直面したとき、どのような行動をとるべきか一人で判断するのは難しいところです。
もし、判断に迷うようなことがあるのなら当社のようなビル経営にアドバイスができる会社に相談することをおすすめします。

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